カリフォルニアワインの有名生産地を調査!代表産地の特徴を知ろう
カリフォルニアワインが世界中で有名になったのは、1976年に起きた「パリスの審判」がきっかけです。 当時、世界No.1だったフランスワインに勝ち、その後に開催されたパリテイスティング会でもカリフォルニアワインは圧勝!無名だったワインが、世界中から注目されるようになりました。 あれから約50年、カリフォルニア州のワイナリーでは、伝統的な歴史と最新技術を取り入れて、日々ワイン造りを進化し続けています。 よりワインを楽しむために、カリフォルニアワインの有名な生産地と特徴について調査しました。
カリフォルニアワインとは?
カリフォルニアワインは、ぶどう本来の味わいがはっきりわかるのが特徴的です。 ヨーロッパワインに比べて味が濃い理由は、アメリカならではの気候が関係しています。アメリカの中でもワインの約81%の生産量を誇るカリフォルニアは、全土の中でも気候が温暖。
日照時間が長いことから日中は気温が高く、夜になると海からの風によって気温が下がり1日の寒暖差が激しいエリアです。 また、ぶどうを収穫する秋は雨が少なく、湿度が低いことからワインに適したエリアとして知られています。 ぶどう栽培と醸造に最適な土地で造るカリフォルニアワインは「はっきりした果実味」が魅力的です。
パリスの審判から瞬く間に有名になったカリフォルニアワインですが、普段の食事にぴったりな低コストのカジュアルワインから、お祝いに相応しい高級ワインまでバリエーションの豊かさも特徴のひとつです。
【地図で見る】カリフォルニアワインの有名な代表産地
カリフォルニアワインの産地は、大きく5つのエリアに分けられます。それぞれ特徴が違うので、普段どのカウンティ(郡)のワインを飲んでいるのか、自分好みのワイン探しをぜひしてみてください。
ノース・コースト(NORTH COAST)
ノース・コースト(NORTH COAST)はサンフランシスコの北部にあるエリア!
サンフランシスコ海岸から車を走らせること約5時間で到着。東側は山、西側は太平洋と自然に囲まれた地域は、昼夜の寒暖差が激しいことからぶどう栽培に最適な土地です。 海は冷涼な気候から、「シャルドネ、ピノ・ノワール」などのブドウ品種、山側は温暖な気候から「メルロー、カベルネ・ソーヴィニヨン」などが栽培されています。 ノース・コーストはカリフォルニアワインで有名な生産地がたくさんあります。
- ナパ・バレー
- ソノマ・バレー
- ベネット・バレー
- メンドシーノなど
パリスの審判によってナパワインが一躍有名になりましたが、「酸味、果実味、タンニン」のバランスが良いと評判のソノマワインも人気です。 ナパ・バレーの2倍の面積を誇るソノマは、ブドウの収穫時期はほとんど雨が振りません。 朝と夕方以降はサンフランシスコ湾から吹き付ける冷風によって霧が発生し、日中は霧がなくなり気温が上昇。日中やの寒暖差が激しいことから、他の地域以上に味が凝縮したぶどうを栽培できます。 ワインの醸造は原料であるぶどうの味も深く関わっているので、ソノマワインは重厚な味わいが魅力と評判です。
セントラルコースト(CENTRAL COAST)
セントラルコースト(CENTRAL COAST)は、サンフランシスコの南部にあるエリア!
サンフランシスコとロサンゼルスの間にあるセントラルコーストは、世界有数の海岸線「ビッグサー」や絶景ドライブが楽しめる「ハイウェイ1号線」など自然いっぱいのエリアです。 セントラルコーストはカリフォルニアで一番標高が高く日照量が豊富、太平洋から流れる冷涼な気候、石灰質の土壌からワインの原料であるピノ・ノワールの栽培条件に適した土地でもあります。 カリフォルニアワインの生産地の中ではエリアが広く、海岸部と内陸部でブドウ栽培や醸造がおこなわれています。 以下が、セントラルコーストの主なぶどう栽培地域(AVA) です。
- サンタ・クルーズ・マウンテンズ
- モントレー
- マウント・ハーラン
- サンタマリアバレー
- パソ・ロブレス
- サンタ・イネス・バレーなど
広大なエリアであるセントラルコーストのワインは、北部と南部に分けて見られることが多いです。冷涼なエリアと温暖なエリアで栽培するぶどうは、品種や果実味などが違うのでワインの風味や味わいも異なります。 エリアが広いことからぶどうの品種をたくさん栽培しているので、さまざまなカリフォルニアワインを楽しめるのも醍醐味ですよ。 カリフォルニアワインといえばナパワインやソノマワインが有名ですが、セントラルコースト産のワインもぜひ堪能してみてください。
シエラ・フットヒルズ(SIERRA FOOTHILLS)
シエラ・フットヒルズ(SIERRA FOOTHILLS)は、シエラネバダ山脈の西側にあるエリア!
シエラネバダ山脈の西側麓にあるシエラ・フットヒルズは標高が高いことから、冷涼なエリアとして知られています。標高が高いため、日中は日差しをたっぷりと浴びるため寒暖差が激しく、エリア内で栽培したぶどうの味わいはとても濃厚です。 シエラ・フットヒルズの主なぶどう栽培産地は以下です。
- ノース・ユバ
- エル・ドラード
- カリフォルニア・シェナンドー・ヴァレー
- フェア・プレイ
1850年代のゴールドラッシュから始まったワイン醸造は、ジンファンデルで造るフルボディの赤ワインが人気! 地域によって標高の高さや土壌、湿度が違うので、ぶどう栽培産地(AVA)によってワインの味わいが違います。 しっかりとした果実味、濃厚な色味のフルーティーなワインをぜひ味わってみてください。
カリフォルニアワインは大きく分けて3種類が流通!
ぶどう栽培地域によって味わいの違うカリフォルニアワインですが、3種類に分類されて流通しています。
- ジェネリックワイン
- ヴァラエタル・ワイン
- メリテージ・ワイン
それぞれ詳しく確認していきましょう。
ジェネリックワイン
ジェネリックワインとは、簡単にいえば「ノーブランドワイン」という意味です。種類の違うブドウ品種をブレンドし、テーブルワインとして流通しています。また似た名前に「セミ・ジェネリックワイン」というものがあります。こちらは、レッドワインやロゼワインなどの色調を表示したものと、カリフォルニアで醸造したワインですが別の産地名を記したワインが該当します。 例えば、カリフォルニアで醸造した赤ワインに、フランスのAVAを記した「シャブリ」のワインはセミ・ジェネリックワインといいます。カリフォルニアワインなのに産地名が違うことから、消費者とAVAのどちらも混乱があるということで、現在は他国の原産地を掲げた銘柄は禁止されています。
ヴァラエタル・ワイン
ヴァラエタル・ワインとは、ブドウ品種名をラベルに表示したワインをいいます。 カリフォルニアのワイン法では、ぶどうの1種類を75%以上使用していることが最低条件です。産地名表示は州や郡、ぶどう栽培産地(AVA)などによって違います。 例えば、ナパ・バレーで収穫した単一品種のブドウを85%以上使用した場合は「ナパ・バレー」と表示できます。 AVAの産地名を表示できるのは、政府が公認したワイン指定栽培地域内に限るなど、それぞれ条件があります。
メリテージ・ワイン
メリテージ・ワインとは、ボルドースタイルのワインのことをいいます。メリテージ・ワインが知られるようになったのは1980年代後半。ボルドーワインを確立するために「メリテージ協会」が設立され、瞬く間に広がりを見せました。ワイン市場へ影響を与えた事から、今ではアメリカ産ワインの中でも多くのワイン愛好家が楽しむ、有名な高品質な赤ワインになっております。
まとめ|自宅で有名産地のカリフォルニアワインツアーをしよう
カリフォルニアワインは、ぶどう栽培産地によって味わいが大きく変わります。 フランスやスペイン、イタリアワインなどに比べて歴史は浅いですが、ワイナリーによって個性的なワインを醸造しています。 お取り寄せなら自宅に居ながら飲み比べができるので、有名産地のカリフォルニアワインでツアー体験してみるのもおすすめですよ。
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その魅力は何といっても、高級ワインであるナパワイン、ソノマワインを取り扱っていること!
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