一度は訪れたいナパワインの有名ワイナリー!魅力をたっぷり紹介
世界中が注目するカリフォルニアワインの中でも、高品質なワインで知られるのが「ナパワイン」。 ナパワインが作られるナパバレーには、たくさんの有名なワイナリーが存在します。ナパは、世界各国の人々が訪れる観光スポットでもあります。 ワイン好きなら知っておいて欲しい、ナパで有名なワイナリーの魅力をたっぷりお伝えします。
ナパワインで有名なナパバレーとは?
ナパワインで有名なナパバレーは、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンフランシスコ北部にあります。 エリアとしては横幅8キロ、縦約50キロと広くないエリアですが、周辺は山脈が広がる渓谷地帯なので日中は暖かく夕方以降は冷え込む寒暖差の激しさが特徴的です! とくにサンフランシスコに近いエリアは、太平洋の風や霧の影響で寒暖差が大きいです。 ナパバレーは気候だけではなく、エリアによって土壌の性質が違うことでも有名ですよね。
エリア 土壌の性質
北部 火山性土壌
湾岸部 海洋性土壌
中央部 堆積土(粘土質や砂利が混ざった土壌)
地質活動や風土などで土壌は何通りもあるのですが、ナパバレーは世界中の半数の土壌で形成され、100種類以上の土壌パターンがある珍しい地域なのです。 多様な土壌と地質、気候、地理は、ワインの原料であるブドウの栽培に最適な環境です。 同じブドウの品種でも、ナパバレーの北部と南部で栽培するブドウの味わいが違うので、ワイナリーによってワインの味わいが違います。
「パリスの審判」によりナパワインが世界中で有名へ!
ナパワインが有名になったのは、1976年にパリで開催された試飲会がきっかけです。 当初、大衆酒場向けとして知られる無名のカリフォルニアワインは、ワイン雑誌や三ツ星レストランの審判員の舌を唸らせることはできないと誰もが思っていました。 しかし、通称「パリスの審判」の結果は、誰もが予想したのとは反対の結果だったのです。 審査員9人はフランスワインとカリフォルニアワインを試飲。白ワインと赤ワインの部、どちらもカリフォルニアワインが1位を独占! 白ワインと赤ワインを各10種類ずつ試飲したのですが、どちらも6種類のカリフォルニアワインがランクインしました。 パリスの審判の評価は瞬く間に世界中へ広がり、当時無名だったカリフォルニアワインが注目を浴びるようになったのです。 ナパバレーで栽培するワイン用ブドウは、カリフォルニア全体の4%程度。エリア面積が狭く収穫量も少ないのですが、ワイナリーにとって最適な環境が整っていることから、アメリカで初めてアメリカブドウ栽培地域(AVA)に指定されました。 今では、世界中で有名なナパワインが醸造されるワイナリーをひと目見ようと、観光ツアーが組まれるほど有名なエリアです。
ナパバレーで有名なワイナリーをチェックしよう
ナパワイン好きなら一度は訪れて欲しい、知って欲しい有名ワイナリーをまとめました。 実際に足を運んで見るのが一番ですが、東京からサンフランシスコまで8337キロ。飛行機なら約9時間15分のフライトです。 さらに、サンフランシスコからナパバレーまで約66キロ。車で約1時間かかります。 観光で訪れるのは時間と費用がかかるので、観光した気分でナパバレーの有名ワイナリーの魅力をチェックするのもおすすめです。
知名度No.1ワイナリー「オーパス・ワン」
ナパワインの有名ワイナリーといえば「オーパス・ワン」というほど有名なスポット! ワイナリーはカリフォルニア州の中西部にある、ナパ・カウンティというエリアにあります。
オーパス・ワンのワイナリーに欠かせないのが、巨匠である2人の人物です。
- ロバート・モンダヴィ氏
- フィリップ・ド・ロートシルト男爵
カリフォルニアファインの伝統を守り、最高のワインを造り上げるために1978年にワイナリーを開設しました。 ワイナリーの名前の由来は音楽用語で「オーパス・ワン=作品番号1番」という意味があります。
オーパスワンといえば、昔ワイナリー行ったけど建物も畑も美しくて最高だった。 pic.twitter.com/7OnLGZDtxy
— Yoshi (@TokyoManDV) May 30, 2022
オーパス・ワンのモットーは「唯一無二の最高品質ワインの製造」です。目的の通り、現在もロバート・モンダヴィ氏の息子などを含め、家族みんなで最高品質のワインを造り続けています。 ブドウ畑は4つのエリアに分かれていて、ナパバレーの中でも多くの環境客が訪れるワイナリーです。ヨーロッパとカリフォルニアの要素を取り入れた魅力的なワイナリーはとても印象的ですよ。
ナパワインを世界中で有名にしたワイナリー「クロ・デュ・ヴァル」
カリフォルニアワインを世界1位に輝かせたワイナリーで有名な「クロ・デュ・ヴァル(Clos Du Val)」。 ワイナリーは、ナパバレーの中部にあるスタッグス・リープ・ディストリクトという場所にあります。
パリスの審判から10年後の1986年、赤ワインのみのラインナップでリターンマッチがおこなわれました。 結果は10年前と同じく、フランスワインを抑えてカリフォルニアワインが見事1位へ! その時、1位になったワインがクロ・デュ・ヴァルです。 ワイナリーの創立は1972年、2人の人物によって創業されました。
- ジョン・ゴレ氏
- ベルナール・ポーテ氏
フランスのワイン産地であるボルドーエリアに縁があるジョン・ゴレ氏と、6代続くワイン醸造家育ちでボルドー出身のベルーナ・ポーテ氏。 この2人の巨匠は「世界最高峰のワインを自分たちで醸造する」という共有の目標を持ち、ワイナリーに最適なエリアを世界中で探しました。 見つけたのが、カリフォルニア州北部にある小さなエリア・ナパバレーです。 創業当時、無名だったナパバレーでブドウの栽培から醸造まで手掛け、世界中に高品質なワインを広めたクロ・デュ・ヴァル。 ワイナリーではブドウ畑を見たりワインのテイスティングを楽しんだりと、現地のワイナリーだからこそできる体験ができますよ。
ワイン列車走るワイナリー「ヴィ サトゥーイ」
年中通してさまざまなイベントを開催、結婚式会場、ワイン列車が走るワイナリー「ヴィ サトゥーイ(V. Sattui)」 セント・ヘレナ沿いにあるワイナリーは、テイスティングだけではなくチーズやピザなどおつまみなどの食事もできるコーナなど、まったりとワインが飲める居心地の良さが魅力的です。
ワイナリーは1885年、イタリアのジェノバから移住したヴィットリオ・サットゥーイ氏が創業しました。 実はヴィ サトゥーイのワイナリー、禁酒法の発令により一時休止状態でした。
観光スポットにもなるワイナリーへと復活させたのが、ヴィットリオ・サットゥーイ氏のひ孫であるダリオ氏です。 現在、ワイナリー創業にはブドウ栽培から醸造に情熱を注ぐチームで経営しています。ナパバレーのワイナリーの大半は家族経営なので、現地では少し珍しい経営スタイルです。
また、ナパバレーにあるワイナリーの中ではあまり見かけない、ワインと一緒に楽しめる料理の提供や一日中居たくなるようなピクニックグラウンド、お土産コーナーなどがあります。 クリスマス以外は営業というほぼ年中無休なので、近くを訪れた時はぜひ立ち寄ってみてください。
まとめ|ナパバレーには一度は訪れたい有名ワイナリーがたくさんある!
カリフォルニア州は知っているけど、ナパバレーという地域は知らない人がほとんどでしょう。 ナパワインといえばピンと来る人もいると思いますが、ナパはエリア面積が小さいながら480以上のワイナリーがあります。 フランスワインを抑えて世界トップに輝いた有名ワインが多く、ワイナリーではブドウの栽培や醸造風景などを見学できます。 サンフランシスコから北へ車で約1時間なので、有名ワインのルーツであるナパバレーを訪れてみてくださいね。
また、今回紹介させていただきました有名ワイナリーのような大規模ワイナリーの他にも、ナパにはブティック・ワイナリーと呼ばれる小規模のワイナリーも数多く存在しております。ブティック・ワイナリーの中には有名ワイナリーが造るワインに勝るとも劣らない、高いクオリティのワインを生産しており、様々なワイナリーをお試しいただくことで、より深くワインを知ることができるでしょう。
ただこうしたワイナリーは、現地では高い評価を得ているものの、生産量の少なさから日本ではほぼ未流通で、無名であることが多いのが難点。せっかくおいしいものがあるのに、それを日本では味わえないなんてもったいない!たくさん味わって知見を広げていきたいものですよね。
そんな時は、ワインクラブTHE STELLAがおすすめです!素晴らしいワインを造るブティック・ワイナリーと日本のワイン愛好家をつなぐ体験型サービスを行っており、ステラ会員になると、なんとワイナリーツアーへ参加できるチャンスもあるのです!
ぜひこの機会に、下のURLからチェックしてみてくださいね。

カリフォルニアの″太陽の雫″をあなたへ
会員制ワインクラブ THE STELLA

日本国内では他にお取り扱いのない、カリフォルニア ナパ&ソノマの高級ワインを毎月定額でお届けします。
詳しくはステラの公式ウェブサイトへ。
サイエストインターナショナル株式会社
THE STELLA(ステラ)
〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目17-69 赤坂フェニックスビル3階
TEL: 0120-33-7658 (9:00~17:00/土日祝休)
お問い合わせはこちら